どんぐりの森
 この歌は、第三十四回卒業生が五年生のときに、これからもこの森を大切にしてほしいと作ったものです。
 この子たちが入学した平成十四年度に教頭であった揖斐先生が、その年の八月に体調を崩され、翌年の一月に他界されました。その闘病中に病院の庭でどんぐりの実を集め、子どもたちが遊べて卒業後も集える森を作ってほしいと当時の岸本校長先生に託し、出来上がったのがこの「どんぐりの森」です。
 創立三十五周年を迎え、福島校長先生協力のもと詩に曲をつけて歌とし、子どもたちの思いがいつまでも受け継がれることを願い、この歌碑を建立します。
                        
平成二十年九月
    創立三十五周年実行委員会
         委員長  堀田  俊夫
 2002年、在職中に亡くなった揖斐教頭先生が、病院のベッドで校長先生に託したドングリ。そこには大きな夢がありました。

 子どもたちが自由に遊べる森。ドングリがたくさん実る森。

 揖斐先生願いは、夢のままでは終わりません。夢は実現に向けて動き出しました。

 2003年10月に30周年記念の植樹祭を行いました。全校児童と教職員でウバメガシの苗木を植えたのです。たくさんの地域のみなさんが、協力してくださいました。

 それから、7年目の夏を迎えました。柵もでき、ベンチが置かれ、子どもたちの集う森へと、日々、進化しています。


どんぐりの森って?

どんぐりの森とは

2013年1月18日(金) 
 バースディフェスティバルが実施されました。
 巻北小学校の39歳の誕生日を全校でお祝いしました。
 その中で、4年生の子どもたちから「どんぐりの森」についての発表がありました。
「どんぐりの森」が出来るまでを調べてまとめたものを、語りとともに全校に紹介してくれたのです。
 時間が過ぎ、子どもたち、教職員が変わっていっても、「どんぐりの森」に込められた思いは、
ずっと受け継がれていくことでしょう。